お知らせ
森鴎外は大正11(1922)年7月9日午前7時に亡くなりました。
文京区立森鴎外記念館では鴎外をしのび、明日7月9日(金)に以下の催しを行います。今年は100回忌です。この機会にぜひ記念館へお立ち寄りください。
■早朝開館
いつもより1時間早く9時から開館します。
開館時間:9時~18時閉館(最終入館17時30分)
■オリジナルしおりプレゼント
当日展覧会を観覧された方には、オリジナルしおりをプレゼントいたします。
7月中は鴎外の遺言書のオリジナルを展示しています。開催中の特別展「観潮楼の逸品―鴎外に愛されたものたち」と合わせて、鴎外の人生をご堪能ください。
現在開催中の特別展「観潮楼に逸品―鴎外に愛されたものたち」の展示関連講演会「鴎外とたばこ~明治の文豪と嗜好品~」(講師:半田昌之氏[公益財団法人日本博物館協会専務理事、元たばこと塩の博物館学芸部長])は、緊急事態宣言発令に伴い開催中止となってしまいましたが、このたび無観客にて収録しYouTube限定公開しています。
印章「弎木之舎(みきのや)」
これまでの研究によると、鴎外は生涯でおよそ45顆の印章を使用していたことが判明しています。現存が確認できるのは内16顆で、いずれも当館が所蔵しています。その中で最も古いものが、この蔵書印「弎木之舎」です。
この蔵書印は、鴎外が弟・篤次郎と共に収集し、東京大学医学部在学中に愛読した書物に捺されました。印文は苗字の「森」に三つの「木」があることに因んでいます。素朴なつくりで側面には「森」と彫りかけた跡があり、鴎外手製の可能性も指摘されています。
文具、印章のコーナーは、会期を前後期(前期7月11日まで/後期7月12日から)に分けて一部展示替えを行います。
2021年7月9日(木)は鴎外忌(100回忌)です。
森鴎外は大正11(1922)年7月9日午前7時、60歳で生涯をとじました。
亡くなる3日前に親友の賀古鶴所(かこつるど)が口述筆記した遺言書のオリジナルを今年も展示します。
展示期間:7月1日(木)~31日(土) ※7月27日(火)は休館日です
文京区立森鴎外記念館NEWSの最新号35号をアップしました!
巻頭コラムには、今年100回忌を迎える鴎外忌について、
森鴎外記念会事務局長の倉本幸弘氏にご執筆いただきました。
また、現在「毎日新聞」で連載中の「今よみがえる森鴎外」担当記者
須藤唯哉氏にこれまでの連載を振り返っていただきました。
本誌は当館での配布ほか、こちらでもご覧いただけます。
是非ご覧ください!