お知らせ

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 投稿日時: 2025-06-20 (223 ヒット)

6月23日(月)、24日(火)は全館休館です。

6月25日(水)より通常開館いたします。
特別展「本を捧ぐ―鴎外と献呈本」は6月29日(日)までの開催です。お見逃しなく!


 投稿日時: 2025-06-08 (369 ヒット)

開催中の展覧会から展示資料を紹介します。
 
右〔与謝野寛・晶子旧蔵〕、左〔小島政二郎旧蔵/鴎外献呈署名本〕
鴎外『仮名遣意見(かなづかいいけん)』私家版 明治41(1908)年 【いずれも個人蔵】





 
明治41年、臨時仮名遣調査委員会における自らの演説を再演して速記させたものです。
冒頭には赤いインクで「秘」と捺されています。発行部数は不明ですが私家版のためおそらく少部数であったと思われます。本展では与謝野寛・晶子旧蔵のものと、小島政二郎旧蔵のもの、二冊が揃いました。
 
与謝野夫妻旧蔵のものは鴎外の献辞はありませんが、二人の蔵書印が確認できます。ところどころ寛によるとみられる訂正や句読点の変更の書き込みがなされています。これは鴎外没後間もなく「明星」2巻5号(大正11年10月)に『森林太郎先生遺文(其二)』として掲載された字句と一致します。
 
小島旧蔵のものは、発行から12年後の大正9(1920)年5月18日に贈られました。朱墨で「コレガ最後の一部」であると記され、「ドウゾ御手元ニ保存シテ置イテ下サイ」と書かれています。署名「森林太郎」の下には鴎外の花押が添えられているところも興味深い献呈署名本です。大正5年当時、学生だった小島は、随筆『オオソグラフィイ』において鴎外の仮名遣いについて言及したことがあり、それをきっかけに鴎外と交流が始まりました。30歳以上年の離れた鴎外と小島ですが、長らく仮名遣いについて意見を交わしていたであろうことが想像できます。
 
与謝野夫妻旧蔵のものは展覧会図録への掲載はありません。また、小島旧蔵のものは展覧会初出品という貴重な献呈署名本です。是非会場でじっくりとご覧ください。

特別展「本を捧ぐ―鴎外と献呈本」は、今月6月29日(日)までの開催です。
 


 投稿日時: 2025-05-23 (279 ヒット)

5月26日(月)、27日(火)は全館休館です。

5月28日(水)より通常開館いたします。特別展「本を捧ぐ―鴎外と献呈本」を引き続きお楽しみください。


 投稿日時: 2025-05-21 (440 ヒット)

開催中の展覧会から展示資料を紹介します。
 
〔杏奴旧蔵/北原白秋、鴎外献呈署名本〕
北原白秋訳『まざあ・ぐうす』アルス 大正10(1921)年 【1G-キ1-1】

 

詩人、歌人で童謡作家でもあった北原白秋による、イギリスの伝承童謡集『マザーグース』の訳詩集で、鴎外の次女・杏奴(あんぬ)の旧蔵本です。本書の見返しには、右側に「謹呈 森鴎外先生 北原白秋」と訳者である白秋の献辞が記され、左側には「アンヌに 森林太郎」と書き添えられています。恐らく、鴎外は白秋から贈られた献呈署名本を杏奴にプレゼントしたのでしょう。
 
本書が発行されたのは大正10年12月のことです。いつ白秋が鴎外に本を贈り、鴎外が杏奴にプレゼントしたのかは分かっていませんが、大正11(1922)年7月に鴎外は死去するため、鴎外が最晩年に贈られ/贈った本であることは明らかです。鴎外は蔵書を最も大切にしていたといいますが、その蔵書の中から愛する子どもたちへその一部を託していました。
 
さて、2025年は北原白秋の生誕140年、そして5月27日は杏奴の116回目の誕生日です。
展示会場では、『まざあ・ぐうす』以外にも白秋の献呈署名本や鴎外が杏奴にプレゼントした本を紹介しています。是非会場でご覧ください。
 


 投稿日時: 2025-04-30 (620 ヒット)

※受付は終了しました。ご応募ありがとうございました。
文京区立森鴎外記念館では、ご利用者に森鴎外についてより詳しく知っていただくため「展示ガイドボランティア」を募集し、活動いただいています。
この度、第5期の展示ガイドボランティアを募集します。
■応募資格:18歳以上、1ヶ月に1日程度活動できる方、
6月から8月まで文京区立森鴎外記念館で開講する計5回の鴎外講座(詳細以下参照)
全てを受講いただける方(振り替え受講等はありません)
■活動内容:
【土日祝日の文京区立森鴎外記念館の展示解説】
13:00~16:00での活動とし、14:00からの館内展示ガイドツアーを担当。
利用者より希望があった場合の展示ガイド対応
【平日の活動】
団体見学の予約に合わせた展示ガイド
【イベント等での活動】
文京ミューズネットフェスタ等のイベントでの記念館紹介、文学散歩でのガイドなど
■活動場所:文京区立森鴎外記念館
■応募締切: 5月20日(火)必着
■活動期間:2025年10月から1年間 2026年開講予定の鴎外口座応用編を受講により年次更新
■ボランティア保険:当館にて加入
■活動開始までの流れ:応募→鴎外講座ⅠⅡ(全5回)受講→面談→登録→10月活動開始  
■鴎外講座 基礎編 全5回 
鴎外講座 基礎編Ⅰ 「森鴎外を映す三面鏡―文豪・メディア・出版」
① 6月8日(日)11:00-12:30 交わる鏡像―鴎外と同時代の文豪たち
② 6月22日(日)11:00-12:30 彩る鏡面―鴎外と雑誌メディア
③ 7月6日(日)11:00-12:30 曇る鏡―鴎外と発禁
鴎外講座 基礎編Ⅱ 「鴎外の生涯と作品」
④ 7月20日(日)11:00-12:30 鴎外が住んだ都市―ドイツ三部作・小倉三部作に触れながら―
⑤ 8月3日(日)11:00-12:30 団子坂の日々―森於菟 著「父親年の森鴎外」―小堀杏奴 著「晩年の父」に触れながら―
講師:①②③ 影山亮氏(帝京大学文学部日本文化科講師)
   ④⑤ 倉本幸弘氏(森鴎外記念会常任理事)
会場:文京区立森鴎外記念館 2階講座室
 
■お申し込み方法:所定の申込用紙に必要事項をご記入のうえ、郵送・メール・FAX・持参で森鴎外記念館宛にご応募ください。後日鴎外講座受講票を送ります。
詳しいお募集要項・お申し込み用紙はこちらからダウンロードできるほか、森鴎外記念館でも配布しております
■お申し込み・お問い合わせ先: 文京区立森鴎外記念館「展示ガイドボランティア」係
 〒113-0022 文京区千駄木1-23-4 Tel:03-3824-5511 Fax: 03-3824-0123
 E-mail bmk-info(at)moriogai-kinenkan.jp
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