お知らせ
展示室に設置中のタッチパネル「原稿を読む」「葉書を読む」は、
7月19日(金)~22日(月)まで、メンテナンスのため使用できません。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申しあげます。
書簡「森篤次郎筆鴎外宛」 1885(明治18)年11月19日
7月9日は鴎外の命日です。
毎年7月は、遺言書のオリジナルを展示しています。
亡くなる3日前の7月1日に鴎外が口述し、親友の賀古鶴所が筆受した遺言書です。
97年前(大正11年/1922年)の今日、鴎外が病床で発した遺志が綴られています。
なお、同じく常設展示では、鴎外が亡くなる一ヶ月半前に賀古に送った書簡(大正11年5月26日付、賀古によって「医薬ヲ斥クル書」と名付けられた)を展示しています。
医学者だからこそ、自身の死期が近づいていることを察していた鴎外が、医薬に頼ることより「著述」に向かう決意を語った書簡です。
誰にも訪れる「死」と向き合う鴎外の言葉を、是非会場でご覧ください。
*鴎外の命日7月9日(火)(鴎外忌)当日に、展示を観覧された方にオリジナルしおりをプレゼントいたします。
本日、コレクション展「文学とビールー鴎外と味わう麦酒の話」開幕です!
現在の私たちにとって、馴染みの深いお酒であるビールは、明治期にはまだ高価なものでした。鴎外は、明治17~21年に留学したドイツで本場の味に親しみ、「ビールの利尿作用」についての研究も行いました。ドレスデン滞在中には、24歳の誕生日にジョッキをプレゼントされるなど、鴎外にとってビールはゆかりの深いお酒だったと言えます。
本展では、鴎外の日記や書簡などからビールに関する記述を紹介。ビールを通じて深めた鴎外の交友に着目します。また、鴎外作品はじめ近代の文学作品から、飲み方や銘柄、飲まれた場所に特徴が見られるものなど、ビールが印象的に登場している作品を、日本におけるビール普及の歴史と共に紹介しています。
さらに、本展にあわせてカフェとショップとでオリジナルビール「モリキネビール」を販売!!
今年の夏は、鴎外と一緒にビールで乾杯しましょう!
7月1日(月)から7月4日(木)まで、展示替え期間のため全館休館いたします。
7月5日(金)からは、コレクション展「文学とビール―鴎外と味わう麦酒(ビール)の話」がはじまります。ぜひ、お立ち寄りください。