お知らせ
当館も参加している全国文学館協議会では、2011年3月11日の東日本大震災を契機に「3.11文学館からのメッセージ」と題した共同展示を行っています。
当館では、3月1日より4月1日までの1ヵ月間、2階図書館前でパネル展「鴎外の子ども達が見た関東大震災」を開催しています。関東大震災が発生したのは、鴎外が亡くなった約1年後のことでした。小説家や随筆家として活躍した鴎外の子ども達は、この時の出来事をそれぞれに書き残しました。本展では、子ども達の言葉と被災した東京の街並とを併せて紹介しています。
本展は無料でご覧いただけますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
2月26日(月)、27日(火)は、燻蒸のため全館休館です。
2月28日(水)からは通常通り開館いたします。
今日、2月20日は、22歳の若さでこの世を去った洋画家・村山槐多の命日です。槐多の父は鴎外の末弟・潤三郎の家庭教師、母も森家で働いており、森家とは家族ぐるみで交流がありました。当館には、槐多から鴎外の長男・於菟に宛てた葉書が6通のこされています。
昨年(平成29年)は鴎外の長男・森於菟(解剖学者、随筆家)の没後50年でした。それを記念し、当館が所蔵する於菟関係資料を展示しています。
於菟は、ドイツ留学中に父・鴎外を亡くし、以後その遺品を守り、鴎外の姿を随筆の形で書き、伝え続けました。
幼少期の写真や、鴎外が於菟に送ったドイツ語の手作り教材、於菟の随筆原稿(写真)など15点をご紹介しています。
コーナー展示「父への想い―森於菟紹介」は、平成30年4月1日(日)までです(休館日は2月26日(月)、27日(火)、3月28日(火))。