お知らせ
文京区立森鴎外記念館NEWS13号をアップしました!
今号では、当館開館3周年、島根県津和野町の森鴎外記念館開館20周年を記念して、加賀乙彦当館名誉館長と、津和野で館長を務める山崎一穎氏に対談いただきました!鴎外作品の読書体験から始まり、ドイツ留学時代から歴史小説へと繋がる作品論、新しい鴎外像への言及など、多岐に渡ってお話いただいています。
また巻頭コラムでは、帝国美術院の初代院長などを務めた鴎外が、どのような姿勢で美術と関わってきたのか、裸婦画をめぐる問題を軸に論じていただいています。
文京区立森鴎外記念館NEWSは館内他、区内図書館、関東近郊の文化施設、全国の文学館などで無料配布中!またこちらからもご覧いただけます!
モリキネカフェでは、中央区日本橋の「ドイツパンの店 タンネ」
にご協力いただき、ブレッツェルとシュトレンを年内いっぱい
限定販売しています。
シュトレンはドイツの伝統菓子です。クリスマスの4週間前から薄く
スライスして少しずつ食べるのが伝統的なのだとか。
ドイツに4年間留学した森鴎外もどこかで食べていたかもしれません。
持ち帰り用の他に、店内でも食べることが出来ますので気になっていた方
はぜひこの機会に食べてみてください。
ブレッツェルは少し塩気があって小腹が空いた方におすすめです。
どちらもコーヒー、紅茶によく合います。
バターをつけても美味しくいただけますので、お好みでお試し下さい。
◆シュトレン
・300g(包装・持ち帰り用)
1200円/1月19日まで販売します。
・20g(スライス・店内お召し上がり用)
150円/1月19日まで販売します。
◆ブレッツェル
1個 170円/*年内(12月28日)までの販売です。
本日より、コレクション企画『奈良、京都の鴎外―今日、オクラガアキマシタ。』が始まりました。
鴎外の「眼」と「脚」で、大正初期の古都を旅する展覧会です。
奈良滞在中に鴎外が家族に宛てた葉書や官舎で使用していた布団などを展示しています。
ぜひお越しください。
12月7日(月)~10日(木)は展示替えのため全館休館です。
12月11日(金)からは、コレクション展「奈良、京都の鴎外―今日オクラガアキマシタ。」を開催いたします。
特別展「ドクトル・リンタロウ―医学者としての鴎外」、森鴎外記念館で現在アート「『刹那』よ『止まれ、お前はいかにも美しいから』」は、本日12月6日(日)までの開催です。
是非お越しください。
特別展「ドクトル・リンタロウ―医学者としての鴎外」も残すところあと1週間となりました。展覧会の様子を少しご紹介します。
衛生学を専門とした林太郎の取り組みは、広範囲に渡っています。今回は、その中から、現在の私たちに身近な問題を選んで紹介しています。
写真は、林太郎が作成した衛生学の教科書類です。ドイツ留学から帰国後わずか1ヶ月ほどで書き上げた『陸軍衛生教程』。小池正直と共著の『衛生新編』。「女学講義録」に分載されたものをまとめた『衛生学大意』。これらは、林太郎の衛生学書三部作と言われています。衛生学を日本に根付かせるための活動のひとつです。
※画像の無断転用、転載はお断りいたします。
この他、都市計画や予防医学に通じる発言など、現代的視点からみても通じる問題提起もあり、林太郎の視野の広さに驚かれる方も多いです。医学者・林太郎の活躍をお見逃しなく!