お知らせ
7月9日は鴎外の命日(鴎外忌)です。
記念館では、毎年7月の一か月間、遺言書のオリジナルを展示しています。
また、鴎外忌(7月9日)当日に展覧会を鑑賞された方に、
鴎外の遺言書の一節が書かれた特別な栞をプレゼントします。
この機会にぜひお越しください!
鴎外記念館NEWS11号をアップしました!
次回展「鴎外を継ぐ―木下杢太郎」のお知らせや、所蔵資料の鴎外訳『フアウスト』の紹介、地域情報、前田恭二氏と田中実氏によるコラムなど、今号も豪華ラインナップです!
鴎外記念館NEWSは、館内や区内施設、全国の文学館や都内美術館などで無料配布しています!
また、こちらからもご覧いただけます!
本日(6月28日)14時より、中島国彦先生を講師にお迎えし、
講演会「鴎外と漱石の“谷根千”」を開催しました。
谷根千が登場する、鴎外『青年』と漱石『道草』『三四郎』について、お話し頂きました。
講演後は、早速文学散歩に飛び出したくなるようなお話でした。
6月23日(火)は、第4火曜日のため、全館休館いたします。
6月24日(水)からは、通常通り開館します。
以後、特別展「谷根千“寄り道”文学散歩」会期中(~7月12日)は、
全日開館しています。皆様のご来館をお待ちしております。
特別展『谷根千“寄り道”文学散歩』では、谷中ゆかりの文人として幸田露伴を紹介しています。露伴は、明治23年~明治26年まで谷中の銀杏横丁に暮らしました。その頃書かれたのが、『五重塔』です。谷中のシンボルとして親しまれていた天王寺の五重塔(昭和32年焼失)をモデルにした作品です。露伴は原稿を投函する道すがら、毎日のように五重塔を眺めていたといいます。
展示資料の中から、露伴が鴎外に宛てたちょっと気さくな1通を紹介します。
○幸田露伴筆鷗外宛書簡[明治23年2月頃](文京区立森鷗外記念館蔵) 食通・お酒好きと知られる露伴らしく、酒盗の食べ方が記されている。
○幸田露伴愛用 徳利とワイングラス(個人蔵) 晩酌に使用したものと伝わる。露伴は「酒仙」の異名をもつほど、酒を好んだ。【特別出品】
※画像の無断転用、転載はお断りいたします。
展覧会では、露伴の他にも尾崎紅葉、坪内逍遙、正岡子規などが鴎外に宛てた手紙を展示しています。近代文学の青春期の交流をご覧ください。